オーバークロック (Overclocking) とは
デジタル回路を定格を上回るクロック周波数で動作させる行為。
消費電力や発熱の増加、信頼性・安定性の低下を受容しつつ、
より高い処理能力を得るために行われる。
Wikipediaより
現状売られているCPUはあくまで、安全に使用できる値に設定されて売られていますが、
それを変更することで、より高い性能を得ることができるのが、
オーバークロック (Overclocking) です。しかし、通常の場合であれば、BIOSの画面から、設定を変更することで、
できますが、NEC、富士通、SONYなどのメーカー製は、オーバークロックができないようになっています。
しかし、そんなメーカー製のパソコンであっても、
OC オーバークロックできてしまうフリーソフトの紹介です。
各自の責任で使用してください。不具合が心配な方は使用しないでください。使いたい場合には最後までお読みになって使用してください。
がんばって書きました!
今回は、NECバリュースターNXシリーズで
オーバークロックを試してみました。
まず、
CPU-Z 1.57をダウンロードします。
CPU-Zは、パソコンの内部のスペック、発売元情報、製品名のスペックを表してくれるソフトです。
特に、CPUは常時、クロック数を計測してくれます。
一番上のものは、インストールが必要です。
よく分からない方はこちらを選んでください。インストールが嫌な方は、XPであれば32ビットなので32bit版を、
vista win7等で64bit を選んでインストールしてください。

ここで、まず本体の情報を確認する作業をします。
CPU-Z 1.57をダウンロードして、
cpuz.exeで起動してください。起動すると、
下のような画面が出ると思います。
CPUの情報をご確認ください。(Clocksの所) このPCの場合 100MHz*17=1700MHzです。

次に、マザーボードの情報を確かめるので、 Mainboardをクリック
下のような情報が出てきます。ここでチップセットとメーカーをチェックしてください。
このPCの場合 メーカー NEC チップセット SiS 650です。

CPU-Zを起動したまま。
ClockGenをダウンロードします。
ダウンロードすると、下のような画面がでます。
PLL Setup を開いてください。

ICSという項目を、自分が使用しているマザーボードにしますが、
上で調べたマザーボードと対応しているICSを下からお選びください。
※表に載っていない場合は、近いものを利用すれば、オーバークロックできる場合が多いですが、
不具合等を起こす危険性は高いです。まったく乗っていない場合は使用しない方がいいです。
RealClocksを押す。


次に、前の画面に戻り、PLL Control を押して、下の画面を出します。
初期の状態は、バーが両方とも左側になっています。
CPU 100MHz*17=1700MHzです。 上のバー、右に動かします。

そうすると、FSB値とCPU値が上昇すると思います。
あくまで、CPUは、FSB*倍率で構成された値になっています。
FSBを変更することで、CPUが早くなる仕組みです。

1回目FSB 114.27 成功
2回目FSB 117.05 失敗 フリーズ
3回目FSB 116.43 失敗 高負荷時シャットダウン
4回目FSB 114.99 成功 高負荷時OK
CPU 114.99*17=1954.83MHz となりました。
高負荷時というのは、
ファイアフォックス(動画再生)+エクセル+ワード+ウィルス対策ソフト+
タスクマネージャ+CPU-Z + ClockGen を同時に起動している状態です。

↑オーバークロック時
CPU-Zを起動していると、オーバークロック時に、リアルタイムで、
クロック数が表示されるので、安心できます。
コンピューター上のシステムには反映されないので、ご注意。
というわけで、メーカー製でも、オーバークロックできるということがわかりました。
CPUが元々、1.70GHzだと、1.9GHz程度まで変えてもあんまり体感しません。
オーバークロックのオススメ目安は、
多くても、30% 安全に使用したい場合は、5%ほどあげるのをオススメします。しかし、CPUにもあたりはずれ、構成上の相性等があるので、
30%以上できる場合もありますし、5%でも壊れる場合があります。
個人的な感覚では 5%~10%は硬いと思うけどなぁ~。いずれにせよ、自己責任でお願いします。
最後に重要なことを書きます。
電源を落とす、再起動したりすると、元のクロック数(CPU性能)に戻ります。
界王拳みたいな感覚でお使いください。※メリット
・比較的安価なパーツで上位のパーツと同等のパフォーマンスを得ることが出来る。
・PCの動作が確実に早くなる。
・安全値、適正値であれば、ゲームの動作環境、ソフトの起動がスムーズになる。
※デメリット
・オーバークロックした場合、メーカー保障を受けられなくなる。
・定格以上で動作させる為、パーツに負荷がかかり寿命が短くなる場合がある。
・間違えた設定、無理な設定をするとパーツが故障する場合があります。
・無理なオーバークロック環境下ではPCが不安定になることがあります。
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